‘みなとアセットマネジメント株式会社’ カテゴリーのアーカイブ

PIIGSの財政規律

先日PIIGSの政府機関にお勤めの友人と会う機会がありました。今話題のPIIGS(ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン)の中の一国の政府機関にお勤めなのですが、相当愚痴ってました。

過剰な不動産投資のバブルや財政規律の緩みがあった為に現在の状況が生まれたのでしょうが、海外にいる政府高官の税金の無駄遣いが目に余るようです。(日本在住の外交官という事です。)

 

例えば、ワイン等を過剰に注文し政府の交際費(?)に付けたり、公式な会合が無い日に関わらずレストランでの接待の領収書が回って来たり、しなくても良いホテルへの宿泊等などされたり…(もちろん全員ではなく一部の方の様ですが)

 

国内が不動産バブルだったりするとそれが政府でお勤めの方にも影響するようです。

 

日本は不動産バブルの経験があるので直近の不動産価格上昇でもあまり踊らなかったですが、国は変われど何処も同じ様な物だなと思いました。

 

 

by 向井啓和

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トヨタショック

不動産投資には直接的にあまり関係ない話ですが、マクロ環境を考える上では懸念される事件が「トヨタショック」です。

 

実は去年のGMとの合弁工場「NUMMI(ヌーミー)」を解消した時から何か嫌な予感がしましたが、日米の政治の微妙なズレも影響してしまったのではないかと言うのが今回の問題です。

 

 

(2009年7月1日)

トヨタNUMMI工場の閉鎖に関しては↓
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/enterprises/manda/20090701-OYT8T00456.htm

 

トヨタにとって不運だったのが、鳩山政権になってから普天間基地の問題から始まって必ずしも良好でない日米関係が微妙に影響している点です。

 

また、日本の自動車業界の先行するハイブリッド技術叩きという側面もあったでしょう。

 

実際エコカー減税でアメリカの車が入っていないと言う事で抗議のコメントもありました。

 

 

(アメリカ通商代表部(USTR)はビッグ3(3つの自動車大手メーカーからの要求により)昨年12月に経済産業省にアメリカ車がエコカー減税の対象車が少ないと指摘したとの事でした。実際今のところ一車種だけの様です。↓)

 

 

アメリカ車初のエコカー減税
http://response.jp/article/2010/01/21/135180.html

 

下記の一連の流れの中で排他的なムードが高まり、過激な報道へと発展してしまったのでしょう。

 

(アメリカの政府高官の”Stop driving Toyota until….”と言った様な相当過激な発言がされてました。「問題が解決するまでトヨタ車に乗らないように」という事ですから・・・そしてそれが報道で繰り返し繰り返し放送されてました。)

 

 

1. トヨタNUMMI工場の閉鎖

 

2. 基地問題の軋轢

 

3. 日本のエコカー減税への批判

 

4. トヨタのブレーキパッド問題

 

この問題は一企業の問題に留まらず政治と経済が密接にかかわっているので日本政府も迅速なフォローが必要になるかと思います。この事で下手したら日本単独でも二番底に突入しますので…

 

by 向井啓和

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城南地区の一棟ワンルームマンション

女性の入居者も見込める宅配ボックス等の設備も充実

女性の入居者も見込める宅配ボックス等の設備も充実

城南地区の一棟売りワンルームマンション
城南地区の一棟売りワンルームマンション

 

 

本日久しぶりに不動産投資に最適な城南地区の一棟物ワンルームマンションを見て来ました。なかなか味わいがあります。頭の良い人向け物件です。(信託受益権物件)

 

 

こちらは借地権の物件ですが、底地権者が財務省になります。つまり国です。国が相続税やその他の税金の代わりに物納として得た土地の上に借地権の建物が建っているのです。

 

 

融資をする金融機関も通常は借地権を避ける嫌いがありますが、公的な機関が所有しておりいずれ所有権への転換も可能でそういう場合融資を出すでしょう。

 

 

利回りは借地権のままで約10%で、底地を路線価の30%で購入した場合の利回りは8.5%前後です。

 

城南地区(港区、目黒区、品川区辺りのどこかです…)のJR駅徒歩圏の場所で、建物の内部や外部も大規模修繕等がされており入居の心配はなさそうです。

 

by 向井啓和

 

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2010年不動産投資 私、向井啓和の意見

2010年の不動産投資に見られると思われる傾向を何点か挙げたいと思います。

 

1. セーフティーネット(自分年金)を求める投資家数の増加傾向は変わらない。

 

 

2. 外国人の購入傾向は変わらない。(特に中国系投資家は実需、投資共に根強いニーズがあります。本国市場が堅調である 限り続くと思われます。)

 

 

3. 一部の金融機関の融資スタンスに変化が見られそうです。特に4月以降に新年度入りしてから今年度よりも積極化する可能性があります。

 

 

4. ファンドからの物件供給が増加する可能性があります。(本来であれば昨年に出て来る物件がリファイナンスで延長されている等の状況ですが、その様な物件も2回の延長は許されなくなると想定されます。去年末のダヴィンチの物件が良い例です。)

 

 

以上の傾向を総括すると、まだ金融機関の融資スタンス全般に厳しさは残るものの信用力の強い人や企業(自己資金や余剰担保がある人)が物件を次々と購入していく様な展開になるのではと思われます。

 

by 向井啓和

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今年の決意

「あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いします。」

過ぎ去った昨年を反省し、これからの1年をどうされるか決意された方も多いかと思います。

 

 

重要なのが「昨年までやろう、やろうとしてやれなかった事を今年こそやるぞ!!」という決意です。不動産投資も他の事も同じです。

 

 

「時間が無い」「忙しい」「物件が無い」「銀行が貸さない」といろいろと課題はあるとは思いますが、この不確定な時代において「確たるセーフティーネットを構築するぞ!!」という強い気持ちが必要になります。

 

 

数年前に弊社に「1月5日」に来社された方がおりましたが、その年の3月にはフルローンで物件を買われ、現在では数棟の投資用不動産を持つ大家になられております。

 

 

「善は急げ」「鉄は熱いうちに打て」とは良く言った物です。「今年こそ」、「今年こそ」と言って数年は容易く経ってしまうものですしね。

 

 

問い合わせ頂ければくじけそうになった時には尻を叩くコーチとなりますので…
http://www.minato-am.com/

 

by 向井啓和

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今年最後の物件調査(世田谷区)

世田谷区一棟売りマンションのアプローチ

世田谷区一棟売りマンションのアプローチ

 

世田谷区の投資用不動産(マンション)のアプローチ部分

世田谷区の投資用不動産(マンション)のアプローチ部分

 

世田谷区一棟売りマンション

世田谷区一棟売りマンション

 

 

今年最後の物件調査の続きです。こちらは世田谷区になります。敷地延長の様な土地の上に建っているマンションでしたが、うまいこと工夫がされており本来はマイナスポイントである所がチャームポイントに変わってました。

 

 

同じ様な手法のアプローチのマンションとしては港区の三田ハウスがあります。三田ハウスはプチホテルか隠れ家的なマンションの風をしており売買でも賃貸でも根強い人気があります。

 

 

http://www.tokyo-mansions.com/m_sirokanetakanawa/mitahouse.html

 

この世田谷区のマンションも本来不動産投資という視点で見ると、道路付きが土地の価値を左右するので敷地延長的なマンションはマイナスなはずですが、入居者のニーズは高いかも知れません。

 

 

(プライバシーが守られるという事と、入口のアプローチを入ると「家に帰って来た感」があります。なんとなく落ち着くと言うだけなんですが…)

築年数は20年近く経っていますが、建物の管理状態は悪くなかったですし、入居率も高い投資物件でした。

 

by 向井啓和

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今年最後の物件調査(渋谷区)

渋谷区の売りビル(一部自社ビルとしても使用可)

渋谷区の売りビル(一部自社ビルとしても使用可)

 

渋谷区オフィス商業ビル

渋谷区オフィス商業ビル

 

今年最後の物件調査を渋谷区、世田谷区、港区に行って来ました。来年に掛けて不動産投資に適した物件がぞくぞくと出て来る予感を感じさせられました。

 

 

まずは、渋谷区のビルです。

 

 

こちらはオフィスと商業店舗の併用ビルですが、駐車場も完備されており空室部分を自己使用してその他から家賃収入を得るには持って来いかもしれません。

 

 

何度かに分けて他の区の収益物件もアップします。

 

by 向井啓和

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高輪ザレジデンス

東京都港区の高輪ザレジデンス

東京都港区の高輪ザレジデンス

 

不動産投資ではありませんが、高輪ザレジデンスへ先日顧客を案内した際の写真です。現在数室売り物件がありまして、弊社からも徒歩5分程度なので時々案内をします。最近の傾向としては外国人の方の引き合いが増えています。

 

 

それも比較的若い人が多いのが特徴です。

 

 

中国系の人とヨーロッパ系の人が多い気がします。若干最近アメリカ人は静かな感じです。本国でサブプライム関係でマイナス報道が多いのでいまいち強気になれないのか知れません。

 

 

ただ、中国の不動産上昇は相当危なっかしい感じを受けます。日本で言えば定期地上権の上に建つマンション等がガンガン上がっていますので…

 

 

それで冷静な中国系の方はあまり上がらないけど利用価値の高そうな海外の物件を物色している感じです。

東京都港区の高輪ザレジデンスからの六本木方面の景色

東京都港区の高輪ザレジデンスからの六本木方面の景色

 

 

by 向井啓和

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時間貸し駐車場の市場動向

時間貸し駐車場価格上昇(駐車場経営)

時間貸し駐車場価格上昇(駐車場経営)

 

 

不動産投資の一つの形態として時間貸し駐車場等への投資がありますが、最近気付いた事をまとめてみます。

 

 

1.駅の周りが意外と空きの駐車場が多い。
2.住宅地が好調である。全般的にデフレであり値段の下がる所が多いが、値段が上がるエリアが住宅地等で見られる。

1.について

 

 

弊社は港区高輪の品川駅の近辺にオフィスを構えておりますが、会社設立の5年前では駐車場を借りるのが至難の業でした。実際に4年前は駐車場まで徒歩5分位でした。更に、機械式駐車場で待ち時間が2,3分から5分と長く不便でした。
(入庫されている車が多い為か車を出すのに一苦労でした。)

 

 

現在はといえば、自社から1分程度の所の機械式駐車場に変更しており、且、出庫までほぼ1分です。近隣のオフィスが営業車を減らしているか、賃料の安い所にオフィスを変更してきているのが如実に分かります。

 

 

景気悪化→オフィスのコストカット→営業車両の減少→月極め駐車場の増加→時間貸し駐車場の増加

 

2.について

 

 

私が良く利用する同じ港区内の住宅地の駐車場が駐車料金の微妙な条件変更をしていました。以前は30分200円でしたのが、現在は25分200円です。世の中全体がデフレの中で相対的にみたらかなりのアップになります。

 

 

近隣は古めの低中層マンションが多い住宅地ですが恐らく人口が多いのでしょう。もしくは、マンション関係の修繕の業者等の利用が多いのか…この辺は推測なので分かりませんが。

 

ただ、全体的に東京の時間貸し駐車場はオフィス街よりも住宅地ということなんでしょうか。(新宿渋谷等の繁華街は別だと思いますが)

 

 

by 向井啓和

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自分年金と言うセーフティーネットの必要性

最近のJALを巡る問題やその他大企業の年金積立債務の問題を見ていると自分年金と言うセーフティーネットの必要性が強く感じられます。つまり、現在の公的年金、企業年金に上乗せしたところに「自分年金」という年金を構築する事です。

 

 

今世の中で起こっている事を見てみるとご自身がお勤めの会社や国の状態によってはいきなり「人生のハシゴ」を外されます。

 

 

もちろんそんな事はあってはならない事ではありますが、現実問題JAL問題で浮き彫りになった事は古き日本の大企業にもあてはまります。

 

 

GMの際に問題になったレガシーコストがアメリカの場合にはGMだけでしたが、日本の場合ではJALの様な会社は沢山あります。これらの会社の年金債務の予定利率は現在も市場環境から大幅にかい離した利回りに成っている事でしょう。

 

 

(JALは4.5%だという事です。日本国債の利回りが10年で1.5%行くか行かない状況では相当無理があります。)

 

 

そんなどうなるか分からない企業年金におんぶにだっこでは無く、退職前から自分でできる事は自分でするという意識が重要です。

 

 

その一つが退職前から行う不動産投資ではないかと思います。

 

 

ただ、自分年金は不動産投資だけではありません。株式投資かもしれませんし、外貨運用かもしれません。はたまた、今から副業で安定売上の見込める商売をやる等もそれに該当するかも知れません。

 

 

自分の頭を使う必要があります。

 

 

by 向井啓和

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