2010 年 4 月 1 日 木曜日
不動産投資のアドバイザーとして即戦力とはなりませんが、一名新卒者者のインターン(新卒者就職応援プロジェクト)を受け入れる事にしました。(中国語が出来る日本人の方で中国人の顧客が増加している弊社の状況にピッタリだったので即決です。)
このプログラムは今年卒業する大学生で就職出来なかった人にインターンを6カ月するチャンスを与えて、その後採用するというシステムになっています。良い点は企業としては今後6カ月間は給与の支払いが無い一方、学生の側は一日辺りアルバイトをしているのと同程度のお金が払われる点です。
(中小企業庁 http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/koyou/jinzai.htm)
また、インターン受け入れ企業にも一日辺り3500円の費用が払われます。
要は税金で何とか就職にあぶれた新卒者を支え、中小企業にも若者の採用の機会を提供するというプログラムです。企業側も学生側もお互いを見極められ、学生に取っては通常のアルバイトでは少ないオフィスワークの経験を詰める事にあります。
この政策は珍しく「大当たり」だと思います。
鳩山政権で決まった政策なのか分かりませんが、業務が伸びて人材の足りない中小企業の採用者は積極的に活用された方が良いと思います。
「残りものに福がある」かもしれません…不動産投資と同じです。
by 向井啓和
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2010 年 3 月 31 日 水曜日
「東京のへそが移動」と言っても、人口分布の事です。数年前までは東京でも東の方面はあまり人気が無かったのですが、だいぶ見なおされつつあります。例えば、月島・豊洲エリア等がその最たるものです。
不動産投資で難しいのが今後10年単位でエリアの将来像を想像する事ですが、東京スカイツリーの竣工が一つのビックチェンジのきっかけになるかもしれません。
以前は東京タワーの見えるところに住むというのが一つの地方から出て来た方の成功のバロメーターだった事もありますが、今後は東京スカイツリーを巡ってどんな動きが出て来るのか…
近隣の駅周辺で他の商業施設等も活性化し、他の開発がスタートしてくれば毛嫌いしていた人も押上、業平橋近辺を見直すのではないかという感じです。(台東区、墨田区等)
by 向井啓和
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2010 年 3 月 15 日 月曜日
確定申告出して来ました。色々と勉強になりました。
消費税(四半期決算)と所得税の申告でしたが、建物と付属設備を分けるだとか、「平成21年及び平成22年に土地等の先行取得をした場合の譲渡所得の課税の特例」の届出を出したり、消費税の還付分を不動産収入のその他の収入に入れる等。
前年度に不動産を購入された方は今回の確定申告までに先行取得の届出を提出する必要があるので忘れてはいけないポイントですね。
by 向井啓和
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2010 年 3 月 4 日 木曜日
この時期になると非常に忙しくなります。3月末案件の詰めの作業や契約、決済の準備等で大忙しです。更に、所得税の確定申告の時期でもあります。
不動産投資と税務は切っても切り離せない点ですし、資産運用の観点でレバレッジを維持していかに不動産ポートフォリオを管理し資産を増やしていくかと言うのは大切な点です。
ただ、意外と思われるのですが「税理士の方が不動産投資のローンで否認されるケースが多い」という事実があります。
税理士の方は職業柄、節税のプロなのでいかに税金の払いを少なくするという事には長けており、その為銀行の融資審査の際には逆に審査が通らない決算書や申告書になっているケースが多いのです。(赤字決算や非常に少ない利益の決算書等で…)
不動産投資の意思決定を税理士に相談して行っている方を散見されますが、本当の意図を理解していない税理士であれば「節税の鬼」になって寧ろ「資産の増加」という顧客の本来のニーズに合致しない場合も多々あります。
「節税≒資産の増加」では必ずしもない事を理解する必要があります。
「適切な納税≒銀行融資の獲得≒資産の増加」が実は資産運用に適した考え方だと思います。
by 向井啓和
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2010 年 3 月 2 日 火曜日
本日3月末までの案件の為の融資証明依頼書と融資証明書を得る事が出来ました。融資金額が多くフルローンに近い借入であった事と購入物件がファンド物件だった為、通常は必要ありませんがあった方が良いと思い依頼しておきました。
ファンド物件の場合には売却の意志決定が一人でなされるのではなく合議制でなされる場合が多いので、融資を通ったと言っても信用してもらえないとの読みもありました。
「論より証拠」というのが不動産投資には当てはまりますので…
後は3月末に向けてどういう判断が出て来るか…待つしかないのですが…
(安く買ってもらうには苦労があります。)
by 向井啓和
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2010 年 2 月 27 日 土曜日
国内不動産投資家の方には関係ないかもしれませんが、国際分散投資をされて来ている投資家の方は主要通貨に対して円が全面高なので厳しい局面を迎えておられると思います。
しかし、為替は円高の時もあれば円安の時もあり、ここしばらくは円高の基調かもしれませんが何れは日の目を見る事もあるのではないかと思います。5年10年の中長期的なスタンスであれば国際分散投資は相当円高になってる今後は特にメリットがありそうに思われます。
(日本の財政状態が悪いので何時大幅な円安に振れるかも分かりませんので・・・・)
そんな中で正直酷いなという広告を見たのでご紹介します。
東京スター銀行の「王様金利」という商品です。
http://www.tokyostarbank.co.jp/starone/products/fx/king_of_koukinri.php?ad=banner02
商品は普通の一カ月物の外貨定期預金で一カ月だけ金利が高いと言う目くらまし商品です。ドルやユーロ建ても法外に高い金利で、南アフリカランドに至っては25%という利回りです。(但し年率換算を実額に直すと2%弱で、実は為替の手数料で殆どが消えてしまいます。)
金融機関の金利は年率換算で表示するので、実額に直して比べましょう。(スプレッドも非常にワイドです。目くらまし金利を出して、為替手数料で収益を得ると言う商品です。円からの投資しか適用をしない点からも一目瞭然です。)
こういう物を買う人が居ると思うと気の毒でなりません…
「キングオブワースト金融商品オブザイヤー」になりそうですね早くも「王様」だけあって・・・・
by 向井啓和
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2010 年 2 月 25 日 木曜日
一棟物の売りマンションや区分の売りマンションが港区で数件出て来ました。一棟物は10億近いレジ物と区分のマンションです。10億前後のレジは築年数が3年前後の築浅です。
区分のマンションは借地権ですが、利回り10%以上で3500万前後、4戸と分散もされており妙味がありそうです。借地権と言っても港区白金の北再開発地区というところにある物件で、現在再開発組合も結成されて計画が進行しています。
こう言った物件の場合通常の借地権物件と異なって、いずれは組合が買取る等の出口がある程度見えます。
通常借地権物件は担保価値が無い云々ありますが、出口の見える物であれば金融商品的な要素がより強くなります。つまり、投資している間は不動産のようではありますが、償還期限のある債券の様な感じになります。(よって借地権物件の弱点がカバーされます。)
現金で4000万近く寝かしている方には有効な投資案件です。
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2010 年 2 月 18 日 木曜日
金融庁の検査を受けた金融機関の不良債権が年度末に向けて急きょ動きそうです。不良債権として区分されている物件を一年以上処理せずにぐずぐずしていた先が本気になりました。
事務所ビルや築浅の5億以上で10億前後の物件が本格的に売却となりそうです。
今後も不良債権を不良債権として区分しているにも関わらず、ノンリコースローン等を延長や条件変更に応じていた金融機関が年度末や半期末をターゲットに対処してくるでしょう。
東京千代田区の好立地の物件も損切りしそうです。
by 向井啓和
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2010 年 2 月 18 日 木曜日
数日後に控えた不動産投資案件の契約にあたって、重要事項説明書を作っていく中で建物図面や検査済書が紛失されている事が発覚しました。
どうやらマンション管理組合が依頼した大規模修繕を行った業者が倒産したそうで、設計図書や検査済書等の一式書類を渡してそのまま帰って来ないという事態になっている様です。
重要事項説明を作成する過程で調べて行くと販売図面(チラシ)一枚では分からない事が見えて来ます。
問題になりそうな話なのでまず買主に連絡をしてその旨伝える事と、融資先金融機関にも事情を説明する様にさせました。仲介業務の鉄則と思うのですが「悪い報告は先にする」事が重要だからです…
契約日にそんな話聞きたくないですし、そもそもローンが通らないなら契約する意味無いですから。
by 向井啓和
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2010 年 2 月 17 日 水曜日
先日PIIGSの政府機関にお勤めの友人と会う機会がありました。今話題のPIIGS(ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン)の中の一国の政府機関にお勤めなのですが、相当愚痴ってました。
過剰な不動産投資のバブルや財政規律の緩みがあった為に現在の状況が生まれたのでしょうが、海外にいる政府高官の税金の無駄遣いが目に余るようです。(日本在住の外交官という事です。)
例えば、ワイン等を過剰に注文し政府の交際費(?)に付けたり、公式な会合が無い日に関わらずレストランでの接待の領収書が回って来たり、しなくても良いホテルへの宿泊等などされたり…(もちろん全員ではなく一部の方の様ですが)
国内が不動産バブルだったりするとそれが政府でお勤めの方にも影響するようです。
日本は不動産バブルの経験があるので直近の不動産価格上昇でもあまり踊らなかったですが、国は変われど何処も同じ様な物だなと思いました。
by 向井啓和
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