2010 年 11 月 13 日 土曜日
本日、数年前に東京都千代田区の九段下の物件を不動産投資として弊社で購入されたフィンランド人の方が訪ねて来ました。
その人が不動産を購入したのは2,3年前なのでユーロが200円前後の時でした。現在、外為で大幅なキャピタルゲインを得ています。
しかもキャッシュフローが全て円なので強い円が貯まって行ってます。彼の本拠地はフィンランドなのでユーロベースでは非常に高い利益となっています。
そんな彼と会って話をしますと彼が現在興味を持っている都市はユーロ圏ではドイツの旧東ドイツ地域だという事です。特にベルリン、ドレスデン、ライプチヒ等が安いとの事。
但し、彼が購入したのはベルリンの中心地だと言う事です。彼曰く旧東ドイツのベルリンは首都であるにも関わらず、小国フィンランドの首都ヘルシンキの価格よりも平米辺り安いそうです。
日本と同じで賃借人の権利が守られているので追い出したり、値上げが難しいそうです。
当然と言えば当然ですが日本の民法はドイツ民法を参考にして作られているので日本とドイツは不動産のシステムは似ているはずです。
by 向井啓和
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2010 年 11 月 12 日 金曜日
以前ご紹介した埼玉県の物件の写真が取れましたのでアップします。
こちら入居率がかなり悪いのですが、現在の管理会社の対応があまり良くないのが主な理由になります。
自己資金が豊富にある方であればフルローンに成る可能性もあります。大規模修繕は結構しっかりなされているのでコストは掛りづらいと思います。
まとまった空室があるので社員寮としての利用の可能性もあります。一番のポイントは一都三県で1億以下のRCという点です。
交通アクセスの悪い等の問題はありますが…
by 向井啓和
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2010 年 11 月 8 日 月曜日
国際租税法の授業で指摘のあったタイムリーな事案なのでご紹介します。不動産投資や証券投資でタックスヘブンを利用される富裕層が増加しておりますが考えさせられる話です。
このリヒテンシュタイン事件の興味深いところが、日本の租税条約締結国のドイツからの情報提供から明るみに出た事です。
まずはドイツの麻薬捜査部門とされる捜査機関がリヒテンシュタインのプライベートバンクの元行員から情報を購入した所から始まります。
その麻薬捜査に有益と思われた顧客口座の情報がドイツの国税当局に利用され多くのドイツの富裕層の租税回避や脱税が明るみに出て、ドイツポストのツムビンケル社長も辞任に追い込まれています。
その顧客リストに日本人の名前も多数出ておりその内に一人が帝京大学の元総長だったそうです。タックスヘブンで租税回避を上手くやっているという富裕層も枕を高くして寝れない世の中になって来た感もあります。
ポイントは日本の租税条約の締結数が増加する事によってタックスヘイブンでの脱税者等の情報の収集力が上昇している事です。今まで問題無かったから今後も問題無いとは言えないという事でしょう・・・
帝京大元総長の遺族が15億円 国外口座で--相続税追徴4億円
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20101104ddm041040084000c.html
リヒテンシュタイン
http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20080324/151018/
by 向井啓和
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2010 年 11 月 3 日 水曜日
日本政府の租税条約締結の増加が図られている様です。先日の日経新聞の3センチ角程度の所でマレーシアとの租税条約締結に関しての記事が出ておりました。
(不動産投資をされる方の中にもタックスヘブン等の研究をされている人が増えて来ています。)
日本は法人税が高く、所得税も高く、相続税や贈与税も高いので金持ちの人や儲かっている法人が海外に出て行っているという事は以前も書きましたがそれに対する対処療法的に租税条約締結国を増やしている様です。
租税条約の締結が増えれば脱税の摘発や租税回避を防げるというメリットが国としてはあります。
ただ、一方それは対処療法的なものでしか無く、いかに国内に富裕層や儲かっている会社を留めるかという根本的な発想にはまだ至っていない様です。
シンガポールやマレーシアとの税率が極端に開き過ぎるとそちらに流れるのは仕方が無く、それを食い止めるにはどの程度の差に留めるか等を研究されたら良いのではないかと思います。
例えば法人税も10%程度の差であれば日本の方が治安が良いし、雇用コストも安定しているし、労働力のレベルが高いので「日本に留まる」と言う法人が多いとしてもそれが20%も開いてきたら「新規投資は海外が殆どになってしまう。」等などを調査されたら面白いのでは。
雇用が海外に流れて行くと、勤労者の所得税、そこから生まれる消費税等など波及して税収の減少に繋がります。
by 向井啓和
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2010 年 11 月 2 日 火曜日
1億円以下のRCの物件が出ました。手元で計算しますと積算は全く問題無く出ますし、収益還元法でも融資に関しては恐らく問題なさそうです。(想定グロス利回り14%以上です!!)
ただ、難点は2つ程あり、一つは埼玉県ではありますがかなり都心からは離れている点で、もう一つは各部屋の家賃設定が低い事です。(3万円前後)
家賃が低い物件の場合修繕費に収益を食われてしまうと言う問題点がありますのでその点が不動産投資としては最適とは言えないかなとは思っております。
そうは言っても1億円以下でフルローンが出る可能性のあるRCの物件が1都3県では非常に少ないのでニーズがあるかなと思いご紹介します。売主直接なので他には情報は出ないと思いますのでお問い合わせください。
(写真は後ほどアップします。)
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2010 年 11 月 2 日 火曜日
先日数週間融資の判定を待っていた案件が承認されて、今年になってのフルローン物件内定が5件目になりました。何れも難しい案件ではありましたが、振り返って見ると何らかの取っ掛かりがある案件や個性のある方々でした。
数件の銀行からは融資を断られても粘り強く可能性のある金融機関(主に地方銀行)にアプローチした結果だったと思います。
ただ、現在の傾向としては自己資金がある人、年収が多い人に融資をするという事は変わりがありませんし、その傾向が強まって来ております。
個別の問題としてはいかに銀行の担当者が頑張ってくれるか、支店にやる気があるかという事が重要になります。
by 向井啓和
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2010 年 10 月 27 日 水曜日
ロンドンのサービスアパートメントの不動産投資物件を販売している先をご紹介出来る様になりそうです。
紹介しても良いかなと思った理由が特に外為です。外為市場でポンドは250円前後の時もリーマンショック前にはありましたが、現在は約半分のレベルにあります。(ヤフーの10年チャートをご参照)
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=GBPJPY=X&ct=z&t=ay&q=c&l=off&z=m&p=m65,m130&a=
そんな中で世界の金融市場の中心であるロンドンの物件に投資する新築不動産が以前より割安になっています。
(外為も土地の仕入れなども共に安い。)
ただ、利回りは正直低いです。5%前後とキャッシュフローが元利均等では殆ど出ません。日本の不動産投資で稼いだキャッシュを投下するのであれば長期的な将来性は高いと言えます。理由としては
1.世界の金融中心都市として新興国等の資金調達地の需要が増加する。
2.ヨーロッパの金融機関の中心地としてヨーロッパ、中東、アフリカ等と時差が少ない立地を活かせる。
(日本が中国の発展で恩恵を受けた様に)
3.2012年のオリムピックに掛けても、それ以降も比較的レベルの高い層の人口の長期的な増加が期待できる。
by 向井啓和
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2010 年 10 月 26 日 火曜日
海外に不動産を100億以上お持ちの富裕層の方とミーティングしてきましたが、関心ごとは日本の税制の変化でした。現在、シンガポール等のタックスヘブンの銀行等がかなり積極的にマーケティングしている様で日本から富裕層がどんどん移住して行っているとの事です。
日本の税制は会社を含めて金持ちに厳しく、日本の社会も成功者に厳しいと言う事も原因の様です。
もし、現政権が所得税の増税をした場合に富裕層は更に加速度的に海外に資産を移し、海外に移した資産を他の海外に移し、日本には戻って来ないと言う現象が起こりそうです。特に現地法人を設立した場合に全く手が出せないというのが現状でしょう。
所得税増税、相続税増税等で富裕層をいじめ過ぎると取り返しのつかない事になると考えるのは私だけでしょうか…海外との差が開き過ぎるとさすがに見限られてしまう可能性が大です。
by 向井啓和
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2010 年 10 月 22 日 金曜日
神奈川県海老名市にあるワンルームマンションがお客様の他の物件購入・決済の為売却となりました。
上記の様な事情の為、大幅値下げして利回りはグロスで14%を超える価格になっております。
ボーナスや退職金等のまとまった現金が出た方が買うには不動産投資物件としては毎月のキャッシュフローがあり、隔月支払の年金の埋め合わせに成る様なお買い得な物件かと思います。
ご興味あればご連絡を。
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2010 年 10 月 21 日 木曜日
先日テレビ東京の番組で中国不動産市場が紹介されていましたが、たまたま香港から来た友人と話をすると以下の様な感じだとの事。
1. 金利を上げようが、三戸目の不動産投資に融資を出さない様になろうがあまり関係ない。何故なら、本当の金持ちは銀行借入をせずにキャッシュで根こそぎ買って行ってしまう。
2. 中央銀行の金利引き上げが必ずしも貸出銀行の融資を抑制していない。(これは少し前の状態だったかと思いますが、貸出競争が 強く、銀行がまだ大きな失敗をした経験が無いので行け行けドンドンになっている事から締め付けが効かない。)
3. ロンドン等の国際都市の不動産を中国の投資家が買っているが日本はそれ程ではない。
これから波が来るかも知れません。ただ、波は来たら引くものではありますが・・・
by 向井啓和
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