2013 年 2 月 28 日 木曜日
隔月分配型投資信託自体が欠陥のある商品構成になっており、そもそも基準価格が上昇するのが非常に厳しいものです。まず、投資パフォーマンスに関わらず隔月分配していくのですから当然です。
会社で言えば儲けが無いのに配当をしていく資本金の切り崩しの様な物です。それも隔月となれば、外貨から円への転換やその他運営上の諸費用の比率が甚大です。
また、パフォーマンスで比較しなければならないのは過去の受取配当金を加算した上での数値になりますので、証券会社の担当者も良く分かってないと言えます。(配当金を考慮しないで元本だけ比較してドルが180円等と言うのは証券マン失格でしょう。)
恐らく円高の現状では殆どの場合投資金額が基準価格を大幅に下回っているでしょう。ただ、受取配当金を加えたらどうなんでしょうか?
この手の商品が実質的にマイナスのパフォーマンスの状態は「投資金額+受取配当金<基準価格(若しくは解約価格)」です。
(注意点は、ファンド自体の規模が小さくなり過ぎた場合には運営の為の固定費の割合が高くなり、投資しているファンドが払う「見えない手数料」が割高な物となりますので、その点からファンドの規模が大きく縮小し始めたら要注意ではあります。)
お勧めとしては「金融商品」について、あるいは「投資」についてしっかりと勉強されてから行動された方が宜しいと思います。
現在ギリシャやポルトガルの次が日本ではないかと言われている財政の悪化がありますので、円高の次は大幅な円安という状況も考えられなくはないのでタイミングに関しては良く熟慮される事をお勧めします。損切りしたら反転してきたというのでは勿体ないので・・・・
よって新興国の債券を買う前にやる事があると思います。
by 向井啓和
Posted in admin
カテゴリー: その他, みなとアセットマネジメント株式会社, ブログ, 向井啓和 意見, 株式投資, 自分年金, 証券投資