2013 年 8 月 19 日 月曜日
フィリピンマニラ不動産投資視察1ではフィリピンマニラの不動産概略を書きました。
現在のリスク等の懸念に関しても指摘すべきかと思います。
まず、一番はちょっと建設ラッシュが過ぎないかなという点です。そこかしこで、高層マンション建設が行われています。
クレーンの立っているマンションが景色の中に数棟見られるような状況です。また、近い将来建築がスタートしそうな空き地なども 増加しています。
現在フィリピンマニラの経済状態は良好でBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)の拠点として非常に人気があるのが理由です。
グローバル企業がバックオフィス機能やコールセンター機能をフィリピンに移動しており、全般的にビジネスは好調です。
ただ、だからと言って現在建設されている全ての高級マンションが買手や借手を簡単に見つけられるかと言うとそうではないかな と言う印象も持ちました。
と言うのはローカルの人達ではとても買えないレベルの価格になっているからです。例えばマニラ中心地のマカティー地区では ローカルの人達の年収の30倍以上の価格だったりします。
マカティの年収倍率 http://www.numbeo.com/property-investment/city_result.jsp?country=Philippines&city=Makati
上海の年収倍率 http://www.numbeo.com/property-investment/city_result.jsp?country=China&city=Shanghai
私が上記の様なサイトで国際比較で見た場合中国の上海よりも高く、北京よりは低い比率でした。中国本土でも不動産価格が高くて 一般庶民が買えない事が問題になっていますが…
そういう意味で居住物件に関してはローカルをターゲットにするよりも、エクスパット(外国人の企業のエグゼクティブ)を ターゲットにした物件にのみ絞るべきだなと言うが私の個人的な意見です。
また、単なる一棟のマンションよりは地域一帯を開発するプロジェクトの方がよりテナントを引き付ける力はあるかなと思います。
そういう意味ではみなとアセットが代理店を務めるCentury Cityの物件は他に比べて競争力があるなと確信しました。
ただ、私は居住用は主にキャピタルゲイン狙いにした方が良いかなと思いました。
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