2011 年 3 月 29 日 火曜日
不動産投資のアドバイスをしており良く聞かれるのが固定金利を選択すべきか変動金利を選択すべきかと言う質問です。
この10年超は金利は低下の一途を辿っていましたが、これからは違った見方をすべきでしょう。
日銀の金融政策推移
http://www.stat-search.boj.or.jp/ssi/cgi-bin/famecgi2?cgi=$graphwnd
3.11以前も「日本以外」の世界は相当なインフレ圧力をもっておりました。その要因は幾つかありますが、主なところは以下の点です。
1.人口増加
2.新興国の成長
3.大幅な世界的金融緩和
4.自然災害や産油国での騒乱
そして日本だけが成長やインフレが無かった訳ですが、3.11でこれが一変する事を予想します。確かにこの数四半期は経済は停滞するかもしれませんがその後は復興需要や安全や省エネへの投資が増加し日本でもデフレが終息するのではないかと思います。
そうなると政策金利を大幅に上げるかどうかは兎も角1,2年後には上がって来るかも知れません・・・不動産投資をされている方で全て変動金利でオープンにして借りている方は要注意です。
中長期の固定金利の上昇は市場金利に一部連動していますので、金利上昇時は早いですから。その時は手遅れです。
(固定金利に変更したいと思った時には既に固定金利の基となる国債が暴落し、市場金利が上昇しており変更が思った通りにいかない場合があります。長期固定型の金利は、長期プライムレートや長期国債の10年ものなどの長期金利を基準に決められますので。)
by 向井啓和
Posted in admin
カテゴリー: その他, フラット35, フルローン考察, 不動産の失敗を解決?, 不動産投資, 不動産投資用ローン