2009 年 1 月 8 日 木曜日
2008年10月8日 不動産投資のメリット
本日も日経平均株価(日経225)がNY市場の暴落を受けて暴落しました。終値で9203円32銭で952円安という状態まで行きました。機関投資家が機械的にファンドの解約等に対処する為の換金売りが主体だった様です。
改めて株式市場の恐ろしさを感じます。Bloody October(流血が止まらない10月)という表現がぴったりかなと思います。この株式市場を含めた金融市場の恐ろしさを横目に不動産市場を見てみるとこちらも良くはありません。
ただ、個人投資家の方々はのんびりと構えています。「3月位までに2棟目買いたいです」とか、「売値8億の物件を5億とか4億台後半で指値を入れて」等。今不動産投資メインの個人投資家(ある程度年収があり、貯蓄がある方)は改めて不動産投資のメリットを感じていると思います。
私の言う不動産投資とは現在建っている既存の新築や中古物件への投資を意味しますが、これに関しては入居率や修繕の読みさえ間違わなければ非常に安定的な資産運用になっています。大規模な商業施設や大規模なビルではなく、普通の真面目に仕事をして暮らす一般の方が入居者になっている東京を中心とした仕事の多いエリアが投資の中心です。東京の通勤圏、通学圏等の居住者の多い場所を投資対象としていれば気にする点は地震等の災害と入居者の選別がメインになってきます。
日々の値動きで心を揺さぶられることもありません。ロスカットや追い証も恐れる必要はありません。株価や外為レートが気になって仕事が手に付かないという事もないでしょう。株式投資も数年単位の長期投資覚悟であれば2倍、3倍のリターンを取れる可能性もありますが、不動産投資の場合には流動性がそもそも低いのでキャピタルゲイン狙いの売買を勧めるのではなく、インカムゲインのキャッシュフロー中心の投資を勧めています。
株式投資やFXと同じくレバレッジが掛ってはおりますが、利息と元本の支払さえ毎月出来れば「期限の利益」に保護されて借りたお金を数10年に渡りゆっくり借り続けて行く事が出来ます。一方の株式投資でレバレッジをかけた場合6か月で信用取引は期日が来ますし、先物、オプション等も短期の期間しか取引出来ません。また、FXもレバレッジを掛けられますが現在の様に日中大きくレートが「飛ぶ」中では怖くて入れないしマーケットを常に注視すべく専任しなければ難しい所があります。
我々は普通よりちょっと頑張って仕事でお金を稼いで来た人々がその仕事に専念・継続しながら出来る資産運用を志向しております。仕事を持った個人投資家が本当の意味で副業的に行える投資に向いているのは不動産投資だという思いを強くした今の金融市場(マーケット)です。http://minato-am.com/
by 向井啓和
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2008 年 12 月 24 日 水曜日
日本のマスコミの報道を読んでいると非常に悲観的になりますが、そんなに悲観する必要も無いかと思えてくる今日この頃です。本日友人の友人のインド人の人と話をしました。彼は日本で物件を持っているがそれのリファイナンスをしたいとの事で相談、現在のスプレッドがかなり高いのでそれを下げたいとの事でした。転職してから間もないのでとりあえず2,3か月の給与状態を提示してくれというところでそちらの話はひとまず終えました。
ただその人の友人は鉱業(mining)関係で大きく儲けたので、儲けた現金を使って日本でトロフィービルディングを購入したいとの事です。トロフィービルディングとはそのエリアで目立つ物件とでも言えば良いのでしょうか。金額は5億~30億という話でしたのでそんなにトロフィーという程の物件は都心の一等地では買えませんが…。ただ、中央区、港区、渋谷区辺りの商業エリアで物件を提示してほしいとの事でした。イメージするのは銀座、青山、六本木、原宿、恵比寿あたりなのかなとは思っています。以前の物件を掘り出して提案してみようかと思っています。
これ以外にもアメリカで不動産投資をしているファミリーオフィスの方からも買いニーズの依頼を受けました。運用資産が1000億という事でかなり大きな数字ですが、日本の不動産が割安なので購入したいというお話でした。そちらの方には千代田区の売り物件を紹介しています。不動産会社が民事再生法を申請したとか倒産したというニュースが流れれば流れる程海外の投資家が興味を持ってくるという状態になっています。その為市場に若干強気に成りつつあるところでした。
by 向井啓和
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2008 年 12 月 24 日 水曜日
カナダのランドバンキング(宅地造成、商業地開発)の会社から誘いがありプレゼンテーション参加。アメリカやカナダ等の北米の不動産市場に関して興味があり、自分の情報のアップデートの理由もあり参加しました。
彼らはカナダのオンタリオ州を中心とした北米の商工業の発達したもしくは今後発展すると思われるエリアの荒地や農業用地等を自社で購入してそのうち5%のみ自社保有してそれ以外を投資家に売却するというビジネスモデルで展開しているとの事。
日本でもバブルの時には原野商法という詐欺的な投資案件の話がありましたが、その辺の信頼性等を確認しました。説明によるとその会社は29年の歴史があり、4年から6年で土地のインフラやビジネスプランを練って建物を建てる業者に転売して利益を得るとの事。その間、95%の投資家への連絡や情報提供をして行くことがビジネスであるとの事でした。
開発型投資案件の良い点はリターンが高いところですが、一方、リスクもそれなりにあります。(リターンは複利ベースでカナダドルで15%前後のリターンとの事)ただ、一番のリスクは開発がいつ行われるかが明確でないことです。
開発会社の開発時期のターゲットと実際に開発が行われる時期のずれが大きければ大きいほど投資案件の資金化に時間がかかります。また、所有しているのは土地でありしかも他の所有者と共有の様な状態になっており、勝手に土地として売却出来ない等の問題もあります。
ただ、リセールといって他の投資家に売却する事も可能であるとの説明でした。リセールが出来れば資金の流動性が保たれるので投資しやすいかと思います。ただ、他の会社の案件で開発案件に投資したがその開発会社が倒産して投資資金が戻らなかったという話も聞いております。もう少し内容を詰めないと取り扱うべきか否か決められないです。
一応、アニュアルレポートとリーガルオピニオンを求めました。アニュアルレポートとはその会社の決算報告書の様なもので、リーガルオピニオンとは日本で投資勧誘するにあたっての資格要件などに関しての弁護士の意見書です。
その内容が全く問題なく、魅力的な案件で大きな資産の一部を5,6年寝かしても良いという方にはこの様なランドバンキングの投資も悪くはないかと思いますが、ハイリスクであるのは間違いないです。
by 向井啓和
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