2013 年 12 月 17 日 火曜日
メガソーラー投資失敗の話も最近聞きます。不動産投資とは異なる失敗の原因は以下の様な事からだそうです。
1.農地転用が出来な農地を購入した場合
2.電力会社の受け入れ態勢に合致しない規模の開発の場合
3.資金調達の不調
1.に関してですが、意外と多く聞く話ですが当初は農地を転用してメガソーラー投資をしようとされていた方の場合、その土地 が農業以外への転用が許可されないというケースです。
農地は農地法と言う法律によって規制されていますが、それがどちらかと言えば農業を守る、農地を減らさないという趣旨で 存在しております。
農地が減ってしまえば日本の農業自給率の問題等も増えるので仕方無いところではありますが、一方で就農する若い世代がいない のもあります。
理由はともあれ、該当物件が農地(田、畑)の場合は要注意です。
2.に関しても意外と多くあるのですが、電力会社の受け入れに関係なく計画を進めてしまう場合が問題となります。
私もその分野のプロではありませんが、メガソーラー投資をする際にはその土地で計画を進めるにあたって経済産業省に設備認定 という作業が必要になり、通ればIDが発行されます。
また、地域の電力会社に対しては系統接続事前検討という建築で言えば「確認申請」を上げる事になります。その申請が通った 段階で工事に着工する事になります。
が、ここで問題となるのが、この事前検討が通ったからと言って100%電気を受け入れてもらえるかは不明な点です。つまり、事前の 段階では電線や変電設備などの容量が足りている場合でも、他のメガがその電線に接続されてしまうと電線や変電所の許容量を 超えてしまいます。
建築は終わっているのに検査済証が発行されない状態よりももっとタチが悪い話になってしまいます。
3.に関しても意外と多いのですが、本業が上手く行っていない先は融資が出ないというシンプルな話です。幾ら、ソーラー発電が 安定収入をもたらすと言えども本業が悪くて、こちらで起死回生を図るというのは金融機関には受け入れられない話となります。
また、ソーラーパネルが国産であるか中国製であるか等も融資の際の判断材料になるようです。歴史の浅い中国製の場合融資が通り ずらいという事を聞きます。
他にも、同じ土地で複数のIDが取られてしまったケースですとか変な話を時々聞きます。新聞等で取り上げられる事の多い話題 ですので詐欺的なやり方をしている人も一部にはいると聞きます。
例えば、そこに設置して売電が出来る保証は無いのに土地だけ売ってしまうですとか…原野商法に近い話です。
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