2012 年 2 月 1 日 水曜日
公的年金への不安が高まる中「自分年金」の構築の重要性を前回指摘しました。その中で自分年金にならない買っては行けない金融商品等を前回挙げました。
では、具体的にどの様な商品で自分年金を構築して行けばよいかと言う事ですが、年収が1,000万以下であればまずは下記の様な商品からスタートすべきだと思います。
ETFとREITです。ETFは(Exchange Traded Fund)、 REITは(Real Estate Investment Trust)という商品になります。ETFに関しては株式指数等の数値に投資する商品が代表的ですが、国内のみならず海外の指数への投資も可能となります。
例えば、インドネシアやインドやタイ等これから成長すると思われる株式市場に少額から投資が始められます。
その為、現在の様な為替が円高の時には出来れば海外新興国の株式指数等に連動したETFを毎月(若しくは3か月ごと等)投資されて行かれてはどうでしょうか?
また、キャッシュフローを得ると言う点ではREITへの投資が適しています。REITは不動産に投資する上場ファンドですが、特徴は所有物件の多くが一流企業の入居するビル等の資産で構成されています。
現在賃料水準が下落傾向ではありますが、REITの中身を吟味して数銘柄への分散投資を継続的にスタートされてみたらどうでしょうか?
上記の様な提案ははっきり言って証券会社や銀行はあまり儲かりません。その為、この様な提案がなされませんが、ファンドの運営費用が低くネット証券会社等を使えば取引コストもかなり抑えられます。
ETFでキャピタルゲインを、REITでインカムゲインを得る事を中枢におかれて自分年金を構築されるのがまずは初心者や収入がそれ程多くない若者向けの手法かと思います。
REITについて
http://www.tse.or.jp/rules/reit/
ETFについて
http://www.tse.or.jp/rules/etf/list/index.html
ETFもREITもコストが安く、勉強されれば奥深い金融商品ですので自分年金構築の第一歩としてご検討されたら良いのではと思います。
by 向井啓和
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