アメリカ新規住宅着工件数

ブルムバーグの記事をご紹介します。アメリカの新規住宅着工が大幅に下落しています。日経にも出ていましたが日本の人口の倍いて、移民が増えているアメリカで新規住宅着工が日本の数字以下という状態だという事です。

 

ローンを借りて不動産を売買するよりも、賃貸でしばらくしのぐという人が世界的に多い状態でしょう。日本も同様で、不動産投資をしているオーナーにとっては入居者が定着してプラスです。

 

長くこの状態が続けばいずれV字回復の時期も早まるかもしれませんね。シカゴオリムピック決まった後かな???(予想ですが)

 

「リセッション(景気後退)の深刻化を背景に、米国の住宅価格は少なくとも過去18年で最大の下落となり、住宅着工件数は統計開始以来の最低を記録したことが、22日の米政府の発表で分かった。

 

≪差し押さえは最高≫

 

米連邦住宅金融局(FHFA)が22日発表した、2008年11月の住宅価格は1年前に比べて8.7%下落と、1991年の記録開始以降で最大の落ち込みとなった。米商務省がこの日発表した、08年12月の住宅着工件数は前月比16%減の年率換算55万戸と、1959年の統計開始以来の最低を記録した。

 

ガイトナー次期米財務長官は、米上院財政委員会のウェブサイトに22日掲載された同委員会からの質問に対する書面での回答の中で、「われわれは深刻なリセッションや住宅価格の歴史的な下げ、失業の広がりに直面している。こうした悪い傾向が加速するとの懸念もみられる」との認識を示した。

中略
≪回復の兆候なし≫

FHFAの住宅価格指数はピークだった07年4月から10.5%下落している。11月の価格指数は前月比では1.8%下落と、ブルームバーグがエコノミスト11人を対象にまとめた予想平均(1.2%下落)よりも大幅な値下がりだった。

 

地域別では、カリフォルニア州を含む太平洋側の値下がりが目立ち、年率で22%下落。2番目はフロリダ州などを含む大西洋側南部地域で12%低下した。

 

FHFAのシニアエコノミスト、アンドルー・レベンティス氏は22日のインタビューで、「価格の下落で、在庫が減少すると期待したい。それは落ち着いたという合図になるが、兆候はまだ見られない」と述べた。(Kathleen M. Howley、Timothy R. Homan)」

 

by 向井啓和

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