2009 年 1 月 5 日 月曜日
不動産投資において物件を数多く見る事は非常に重要な事ですが、一方ある程度の投資エリアが決まっている場合にはそのエリアを隈なく歩き回ることによって思わぬアイデアが浮かんだり実際に売り物件に巡り合う事があります。散歩の効用です。
例えば品川区西大井の辺りにお住まいでその辺の物件を探すもしくはその辺で投資を考えている方の場合いには職場から自宅までの間で色々なルートで自宅まで帰ってみるのです。例えば、いつもは大井町から帰宅しているとしましたら、時には大森駅から帰宅したり、西大井駅から帰宅してみたり、ちょっと遠いですが大崎駅や品川駅等から歩いて帰ってみるのです。
その際に表通りのルートのみならず裏通りのルート等様々なルートで自宅まで帰ってみましょう。健康にも良いですし、普段見過ごしている道の何気ない変化にも気付く事ができます。例えばテナント募集の看板の数だとか、新しい時間貸し駐車場の出現とか、更地の現場とか、工事中の現場とか、ボロボロで修繕をしている建物だとか、駐車している車の車種だとか、新しいお店の開店等などの情報が得れます。同じ職場から自宅の間のエリアであるにも関わらず違う駅から歩いてくると全く違った側面が見えてくるものです。
テナント募集看板が多いほど入居率の低下を想像し、新しい時間貸し駐車場は将来のマンションの建築やそれに絡む地上げを想像する事ができます。また、駐車している車の車種や新車度合いを見ていくとその辺の人が可処分所得が高いのかそうでないのか等も分かってきます。道には不動産投資するに必要な情報が散らばっています。ただ、それを自分がキャッチできるか否かです。
その際特に現在注目すべきは売り物件の情報や、民事再生法申請した会社の物件の情報が街歩きの散歩の最中に得られるのです。新築の工事現場等でほぼ完全に建物が建っているにも関わらず誰も住んでいる気配がなく賃貸募集をしている気配もない物件です。良く見てみると張り紙があり民事再生法申請中の会社の物件で建設会社が完成後にお金の支払が無く引き渡しを留保している等の情報が提示されています。もちろん新築のマンションですので、高額な金額になるでしょうが不動産投資の実際の勉強になる事は間違いありません。散歩やウォーキングもアンテナを高く張って行うと思わぬ情報を足で得る事が出来る様にもなります。(これらがまさしく任意売却の物件となります。)
散歩によって地域情報と物件情報のうち特に普段軽視されがちな地域情報が目から飛び込んで来て散歩によって得られます。車で移動しているとあまり得れない情報です。
不動産投資における散歩の効用でした。http://minato-am.com/
by 向井啓和
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