2011 年 10 月 3 日 月曜日
不動産の売却を検討されている方にとって非常に重要なポイントですが…
売却方法をどうするかという事です。「そんなのただ大手の不動産屋に相談すればいいんじゃない」とお考えの方は失敗する可能性が高いです。
ここで言う「失敗」とは「最も高い価格で売却出来ない事」を意味します。
つまり、とにかく売れれば良いのであれば大手に任せて安心されれば良いのですが、必ずしも大手は売主の利益優先で考えてくれません。
どういう事かと言いますと、大手の方が「売主と買主の両方から手数料をもらう事」が「売主の利益」よりも優先されていると見受けられるからです。
それはデータにも明らかです。発表されている媒介手数料のデータによると大手不動産会社の手数料の平均値は5%を越えています。つまり全取引高のうち少なくとも半分以上は「両手」でやっている計算になります。(売主から3%だけでは5%を越える平均手数料率にはなりませんので…)
データは不動産業界の新聞に出ておりました。ウェブベースでは情報が出ていませんが…
これは異常な事です。売主の利益を考量した売り方をするのであれば他の業者と手数料を分けあっても取引を優先するのが当たり前なのに…(他の業者のネットワークも使って最大限の努力をするのではなく自社の限られた顧客にのみ提案する。)
…という事で売主は殆ど場合幸せな事に気づきませんが、ただ盲目的に大手不動産会社に依頼するとより高い価格で売れる可能性を放棄している事になります。
by 向井啓和
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