出遅れた日銀、先生が生徒に教えられていいのか?

先日、G20が集まって金融危機への対処を話し合う緊急首脳会合(金融サミット)が11月14日夜(日本時間15日朝)ワシントンで行われたのは記憶に新しい。その際に「日本の未曾有のバブル崩壊とそれを乗り越えた経験を話して世界をリードしたい。」と意気込んでいた方が居りました。一方今回もまた学習能力の高い、生徒である素早いアメリカにFRBのゼロ金利政策で先を越されてしまいました。確かにアメリカの経済は悪化の度合いが酷いが、一方バブル政策の先生である日本もそんなに悠長なことを言ってられない状態であるのは間違いないはず。

アメリカFRBや政府は日本の首脳に言われるまでもなく既に日本の過去の日銀を含めた政策の過ちとその後のデフレの悲惨を十分研究しつくしていたのです。「アメリカに教えてあげる」くらいの態度が滑稽に思える日本の政策の遅れです。今回のゼロ金利に追随すれば後追いと言われ追随しなければ景気の悪化に拍車を掛ける円高が襲う。明日は要注意な一日であるのは間違いありません。せめて過去の自分達の間違いに気づきそれを政策に生かしてもらう事を願いたい。生徒に教えてもらってもいいじゃないか?

ちなみに市場では、政策金利(現在は年0.3%)については、米連邦準備制度理事会(FRB)のゼロ金利政策導入を受け、「円高阻止のため、日銀が利下げに踏み切る」との観測が高まっているそうです。ただ、日銀には「10月末の利下げ効果を見極めたい」との慎重論が依然根強いそうです。日銀に予見能力があるのであれば道は一つしかないはずなのだが・・・どうせ後でゼロ金利をするのは目に見えているんだから素早くやったらどうかと思うのは私だけであろうか?

ゼロ金利は不動産投資にとっては非常に強い後押しになるのは間違いないので楽しみにして待とう。

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