固定資産税の間違いは早く見つけましょう…

月曜日の日経新聞を忙しくて読めてなかったので読み直すと、15面の法務面に不動産投資にも関係のある固定資産税の訴訟の記事が出て おりました。

 

 

 

 

東京港区赤坂にある赤坂パークビルの固定資産税の評価価格に誤りがあったとして三菱地所が東京都に対して課税の一部取り消しを 求めた訴訟の高裁判決が出たそうです。

 

 

高裁は評価額の251億円のうち248億2500万を超える部分を違法と判断したという事で、控訴人が一部勝訴という事ですが、三菱地所 は179億円を超える部分が違法であると争っているとの事です。

 

 

固定資産税ですが、不動産投資をされている方はあまりご存じないかと思いますが、意外と間違いがあります。

 

 

例えば、以前では保冷倉庫と通常倉庫の間違いによる減価償却期間の年数の違いから評価額が異なったケースなどもあります。

 

 

また、卑近な例であれば納税義務者の名前(外国籍の人なのでカタカナ)を間違っているというケースもあります。現在、弊社で売却 を請け負っている物件ですが所有者の名前を間違っておりました。それが違うと評価証明書も異なってしまいます。その為、登記に 支障が出るのではと心配しております。

 

 

名前間違いは兎も角、何故、そういう評価間違いが起こるかと言えば固定資産税の評価は意外と難しく経験が必要な仕事ですが、 ローテション制度のおかげで経験や知識の浅い自治体の担当者が評価するケースが多いからです。

 

 

また、審査の申出期間内での審査申出がネックになってもおります。

 

 

今回の三菱地所の裁判ですが最高裁で判決が出る様ですが、損害金が出る場合は都の財源からとなりますので我々の都税からの出費と なります…行政の間違いを都民が負担するとは何とも解せない話ではありますが。

 

 

日経新聞記事はこちらから(読めないかもしれませんが…) http://www.nikkei.com/guide/add/

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