2012 年 1 月 11 日 水曜日
不動産投資においてはメインバンクとの関係構築が、ことの他重要だなと最近思う様になりました。
不動産投資を10年以上行って来ますと当初単なる物件を購入する為の金融機関であったものが、その後の関係の構築の仕方によって色々と幅が広がって来ます。
そんな中で特にお勧めなのが、ご自身の身の丈に合った金融機関を大切にするという事です。
時々、個人投資家の方で「○○銀行がメインです」と言って都市銀行の名前を出される方がおられますが、実際の付き合いはそこまで深く無い様に思われます。
都市銀行に取っては純資産5億以下の方はあまり眼中にないと言うのが正直なところで、先方からすると借入があっても預金者に毛の生えた程度の感覚しか持たれていません。
その為、いざという時の急な借入や、少額の借入に機動的に対応してもらえないケースが殆どです。ある意味片思いと言う感じですが…
それに比べて、自分の身の丈にあった金融機関(第2地銀、信金、信用組合)と関係を構築しておくと流動的な事案にも対応してくれます。
一方、こちらにしては得のない話(例えば、高金利・短期間の付き合いでやる借入や低い金利の定期預金)等も嫌々ながらも対応しておくとより関係が深化して来ます。
返済が終了した物件を使った資金調達とか色々柔軟性を持って対応してくれます。
不動産投資をされる方が目先の金利差にだけ目が行き、先々の関係構築を含めた資金調達先の拡大をされていないのは残念な話です。
by 向井啓和
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