2010 年 4 月 5 日 月曜日
4億前後の物件でしたが、ある資産家の方に弊社アレンジでフルローンが2つの銀行から出ました。(一行は都銀、もう一行は第一地銀で一方は既に断りを入れられたそうです…出るところには出るもんです。)
物件はそれ程新しくないですし、積算もそれ程高く有りませんでしたが個人属性が良く純資産ベースで3億円超の評価が出ていたのが効きました。(ただ、キャッシュフローベースではかなり回る物件でした。)
現在の市場環境ではフルローンで物件が購入できるのは、この方の様に純資産ベースでかなり余裕がある方か、エリア限定の話になってくるというのが現状です。
純資産ベースというのは(総資産-負債総額)で出て来ます。
が、直近物件を買い進んだ方の多くは純資産が銀行の評価では+-ゼロ近辺になっており厳しい様です。
(良くある「何年で何億円作る」というのはこの「総資産」の事を言ってます。重要なのは「純資産」なんですが…)
また、エリア限定とはどういう意味かと言えば関東でも、ある地銀は地元であれば積極的に融資をしフルローンが出る場合があります。ただ、歪んだ評価の基に出ている場合も多々ありますので実力以上の融資となっているケースも多いようです。
物件の実力や本人の実力以上の融資が出た事を喜ぶべきなんでしょうか?
by 向井啓和
答えは10年前後で出るんでしょうね…