2012 年 9 月 20 日 木曜日
先日ポーランド大使館の経済関係のキーパーソンとミーティングをしました。面白い話を聞けたのでアップします。数日前には米倉さんとも会われたと言っておりました。
1.ポーランドはリーマンショック後でも唯一経済成長を成したヨーロッパの企業であり、今後もドイツと共に経済成長のエンジンとなって行くだろう。
2.ポーランドは自動車産業の集積地であるのみならず、ヨーロッパで多くの企業の最も優秀な工場が集まっている。トヨタも工場が2つあるとの事。
3.ポーランドは航空産業の主要部品等も製造している。今度も航空産業が発展して行くと期待している。
4.ポーランドは実はシェールガスの油田候補地が存在し、シェールガスで技術の先行しているアメリカと組んでエネルギー開発をして行く。
5.東西冷戦崩壊後は酷い状態で、現在のギリシャ以下の状態だったが現在は立ち直っている。社会主義的な古い考えが一掃されて、若く、西ヨーロッパ的な発想を持った中小企業経営者が多くいる。
6.日本との貿易や投資の交流は更に増加するであろう。
7.不動産に関してはクラクフ等の古い都市の中心部等は世界遺産に登録されたりしており開発が不可能。オフィス需要などが徐々に増加しており、不動産価格は場所によっては4倍等に上昇したところもある。
8.戦争で古い街並みが破壊されたエリアでは比較的不動産開発が容易である。
9.ポーランドは日本と異なり地震のリスクが低いので通常の家屋はレンガ造り等で、寒い冬を乗り切る為に地下スペースを上手く利用しているとの事です。
中国リスクが叫ばれ、また、中東諸国や他のヨーロッパ諸国でも政情や経済が不安定な中、ポーランド人は気質的には大人しく日本人に似ているところもあり製造業の拠点になり得ると思いました。
不動産売買も英語での契約等も外国人の投資家が増えているので可能であるとの事でした。今後大使館の方とはタイムリーな情報交換をして行きますのでその際にはアップします。
by 向井啓和
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