2010 年 5 月 18 日 火曜日
最近富にギリシャ、ポルトガル等のPIIGSが取り上げられておりますが、日本も無縁でないですし、日本で不動産投資をしている人にも大いに今後関係してくるかもしれません。
日本もGDPに占める債務残高の割合が異常に高いと指摘されていますが、まだ消費税が欧米諸国に比べて5%と低いので、上げる余地があるから救いがあるという認識がされているようです。
それに国内の金融機関が低金利の日本国債をせっせと買っているので金利は相変わらず低いまま…
この状態でずっと行けばよいのですが、今後もしギリシア的な状況が日本であった場合に、変動金利で不動産投資をされている投資家の方にとっては受難かもしれません。
というのはソブリンリスクが上昇し国債の金利が上昇→その他の金利も上昇→銀行は変動金利を引き上げる→不動産投資の収益性が低下
というスパイラルに入る可能性があります。
よってフルローンで物件を買われるのは良いとしても、固定金利で金利リスクを抑えるか、手元に預金をある程度確保しておく必要があるでしょう。(いざとなったら期限前返済が出来る様に…)
by 向井啓和
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