特優賃(特定優良賃貸住宅)の物件保有について

特優賃について

 

 

特優賃(特定優良賃貸住宅)とは、都道府県・市など地方自体が補助金を払う賃貸マンションです。

 

 

一部の定められたマンションだけに家賃の一部を道府県や市などの地方自治体が補助金を出しましょうと言う制度なのです。こんな素晴らしい制度ですが、勿論メリットもあればデメリットもあります。

 

 

特にデメリットを指摘しておきますと、以下の様な点になります。

 

 

1. 行政のお金が出ているので、家賃の改定が柔軟に出来ない。

 

2. 特優賃の補助金は建築当初は厚く、期間が経過すると薄くなる。

 

3. 賃貸の手数料が払えないので、賃貸付け業者の競争が生まれない。

 

4. 売却において物件が特殊である為買手が付きづらい。

 

 

 

というポイントがあります。

 

1.に関してですが、一定の空室期間を経てからでないと特優賃の場合家賃を下げる事が出来ません。例えば、空室が多いので3月までに埋めるべくキャンペーンを打つという事が出来ません。民間と公的の差です。

 

2.に関してですが、建築当初のテナントの入り易い時期の補助は厚いにも関わらず、大規模修繕が必要になってくる頃でテナントが入らない時期に借主にとって魅力ある補助が出ない。

 

3.に関してですが、特優賃は指定業者のみの取り扱いで競争が生まれづらく、物件選びの差は物件のスペックや補助によって大きく影響される。よって、古いものほど苦しくなるという状況に陥る。

 

4.に関してですが、上記1,2,3の様な特殊性がある為、空室が長期化しやすく世間のレベルと浮世離れしてしまう為、売却に苦労する。

 

メリットも沢山ありますが、まずはデメリットを認識ください。

 

 

借りる方のメリットはこちらが分かりやすいです。https://www.219.co.jp/tokuyutin5.htm

 

 

by 向井啓和

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