2009 年 9 月 2 日 水曜日
最近ブルムバーグ等を見ていて言われ出したのが、「不況(景気後退)はまだ終わっていないかも知れない」という事です。
ゴールドマンサックスやモルガンスタンレー等の大手証券会社のエコノミスト等は強気の姿勢で景気後退の終了が見えたかの報道が日本でも一般的にされていますが、アメリカでは賛否両論です。
アメリカ等では幾つかの理由で景気後退の終了を確信するには早すぎるとの意見が出ています。
特にチューダー等のヘッジファンドからはその様な指摘が出ているそうです。不動産市況に関して言えば中古住宅販売や新築住宅販売の統計数字は改善してきていますが、住宅ローン等の滞納が進行しているそうです。
特に現在の状態は「サブプライムローン」関係のローン滞納状態は落ち着いて(Level-off)来ていますが、今度は「プライムローン」でローン債権の滞納の上昇が顕著になって来ているそうです。
サブプライムローンの膿は出てしまったが、今度は企業が解雇する等してプライムローンの借手だった人が失業等して住宅ローンが払えない状態が起きてきている様です。
また、住宅ローンに比べて規模の小さいと言われている商業用不動産のローンにおいても滞納や差押えが増加しており、不動産市場の下落や金融危機の第二幕が開くと予想している人も結構いる様です。
また、歴史的にも9月は9-11、リーマンショック等ネガティブな事が起こる事が多いので…
ちなみに私は証券アナリスト資格の保持者です。(名前出てます。↓)
日本証券アナリスト協会 http://www.saa.or.jp/apps/list/mu.html
今後も不動産市況と他の金融市場(株式、債券、外為)との関連で不動産投資を見ていきたいと思います。
不動産投資のご相談はhttp://www.minato-am.com/
by 向井啓和
Posted in admin
カテゴリー: みなとアセットマネジメント株式会社, ブログ, 不動産投資―海外情報, 不動産投資失敗, 向井啓和 意見, 証券投資