国債ラストバブル

国債ラストバブルと言う記事に惹かれて日経ヴェリタスを買ってしまいました。

 

 

 

紙面5ページに亘って「日本国債のバブル」に関して言及していました。

 

 

簡単に結論を要約すると、アベノミクスの成功によっても、失敗によっても何れ金利は上昇局面に入るであろうという事でした。(恐らく今後今回の低金利というのはお目にかかれないと言う意味での「ラスト」という事かと思います。)

 

 

 

アベノミクスの成功の場合

 

景気回復、雇用増大、賃金上昇、インフレ目標達成、株価の更なる上昇、金利の上昇

 

と言う様な流れになるかと思います。

 

 

 

アベノミクスの失敗の場合

 

雇用増大出来ず、インフレ目標達成出来ず、日銀の資産悪化が懸念され、日本の信用が低下し、金利が上昇

 

と言う様なパターンになって行くと言う事です。

 

 

 

今の所の状況ではアベノミクスは成功する軌跡をたどっている様に見えます。また、多くの市場関係者はその様に指摘しています。ただ、問題は 仮に成功しても「日銀の出口戦略はどうするのか」が見えません。

 

 

不動産投資の観点からは主に二つのポイントがあります。

①金融緩和した場合に金融機関が魅力的な運用対象が減少し、金融資産への投資から不動産融資に積極化するのではないかと言う点です。

 

 

②アベノミクスが成功しても、失敗しても発生する金利の上昇というリスクへの備えです。

 

 

 

①に関しては現在までのところ顕著な動きは見られませんが、注視する必要があります。我々の様な仲介会社としては仕事が増大する可能性がある 一方魅力的な物件が減少し、逆に流動性が低下するリスクもあります。

 

 

②に関してはフルローン等で大きくレバレッジをかけて物件を買っている人に注意が必要ですが、市場金利は一気に1,2%上がると言う可能性も あると言う事に注意する必要があります。

 

 

金利が上がって来たら固定にすれば良いという考えは間違いであるとその時知る事になるかもしれません。金利は「1週間でも」1%や2%上がりますので…

 

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カテゴリー: みなとアセットマネジメント株式会社, フルローン考察, ブログ, 不動産投資, 不動産投資―海外情報, 不動産投資用ローン, 向井啓和, 向井啓和 意見, 自分年金, 証券投資

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